読了

南伸坊冗談ばっかりちくま文庫(1986) ISBN:4480020969
「あとがき」にはこうある。「「冗談ばっかり」というのは、ホンの冗談で、ばっかりというワケにはいかない。けっこうマジメなことも書いてしまっていて、メンボクないことです」。また、本文にはこんな文章もある。「先日、この欄を、ボクの母親が読んで、「冗談はどこにのってるんだい?理屈ばっかりならべてあるが」と言う。恐れ入ってしまったが、そう簡単にひきさがるわけにもいかないから「冗談ばっかりといっといて、理屈ばっかりならべてあるというのが、まァつまり冗談だ」と返すと、即座に「そりゃあ、ただの羊頭狗肉(インチキ)だ」」。まさにそのとおりの本だ。