追悼

君に初めて会ったのはいつだったろうか。まだそのときには、君の奥様も元気だったね。一緒にいるところをみていると、幸せな気分になったものだ。
君と私は、誕生日が同じなんだ。それで、勝手に身近に感じていたんだよ。もちろん、君は知らなかっただろうけれども。
婿入りに来て、最初は大変だったかもしれないけれど、それからもう15年半、そこが第2の故郷なのかな。
奥様が亡くなってからは、海外出張が相次いで大変だったね。出かけても、君に会えないこともあったな。飛行機にも乗り慣れたのかな。
昨日、君が亡くなったときいて、びっくりしたよ。一昨日に、調子を崩したとは聞いていたけど、こんなに早いなんて。もう一度、君の元気な姿が見たかったな。
本当は、すぐにでもお悔やみに行きたいのだけれど、行けなくて申し訳ない。ご冥福を北の地から祈ります。