近所の飲食店が改装された。店内をおしゃれな雰囲気にしたかったのだろう。だがその結果、食べる環境は悪くなった。席数が減り、禁煙・喫煙を分離する壁もなくなった。なぜか椅子は昔のままで、机の高さだけが低くなった。あまりに低くて食べにくい。そして、机も狭くなった。
イメージ先行で、改装をしてしまったのだろう。店員はこの座席でまだ食べたことがないに違いない。客への想像力を失えば、必然的に客足は遠のく。かつては近所に同種の飲食店はなかったのだが、現在は有力店が2店舗も近所にある。長く地元で頑張っていたこの店も、とうとう晩年を迎えたのかもしれない。